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公開セミナー「歴史建築の復元と、その利用について」 と レストラン 【アンティキ】 [イベント報告]

9月27日(日)[晴れ]

今日は、名古屋市市政資料館で午前10時より、
公開セミナー「歴史建築の復元と、その利用について」
というセミナーに参加しました。
市政資料館を訪れるのは何年ぶりでしょうか。
この建物、大正11年に建設され、
昭和54年まで裁判所として使われてきた建造物です。
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国の重要文化財としても指定されていますが、
市民の集いの場として、集会室・展示室を非常にお値打ちに借りることが出来ます。
正面玄関から入ると、目の前には中央階段とステンドグラスを施した
大きな窓があります。
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今日のテーマの歴史建築というのは、
名古屋開府400年記念事業である名古屋城本丸御殿「復元」 
についてです。
その展示・運営面についての問題点を考える公開セミナーでした。

現市長(ご存じ河村たかし市長)に交代した折、
一時はその予算と世情から見直しが検討されましたが、
事業自体はすでに進んでいます。
問題は、復元の目的、復元の手法、展示施設としての諸条件を
どうクリアしていくのか?
講師の高橋英次さんは特にサインデザインの観点からの問題提起をされています。
仮にも「復元」というからには展示物そうろうではいけません。
そうなると、
照明は?空調は?サイン(表示)の置場は?・・・
その疑問に名古屋市は解答を出していないそうです。
デザインに関わる人間として、また一市民として、
とても意義のある問題提起だと思います。

また、参加された中に有松の街並みを保存する活動や
有松絞りの普及を中心となってされていらしゃる方もみえ、
名古屋の観光資源や文化としての事業への期待も大いに
ディスカッションされました。

ちなみに、高橋英次さんは名古屋城の天守閣の再建の際、
そのサインディスプレイに携われた方で、
しかも1959年10月1日の竣工式のため、徹夜で作業されたにも
かかわらず、その5日前の伊勢湾台風のため、盛大な式典が中止と
なってしまった・・・という裏話もしてくださいました。

セミナー終了後は近くの築120年の商家を改装した
イタリアンレストラン【アンティキ】
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おいしいランチ会食となりました。
店内のインテリアもその“古い良さ”をうまく生かし、
とても心地よい空間です。
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こちらは、本日のメニューです。
飲み物は各自好きなものをということだったので、
私はフルーティなカクテルをいただきました。
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前菜
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有機野菜を使ったパスタ
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しめのデザート
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まさに、温故知新(私のプロジェクトもONKO-CHISHIn)です。
充実した日曜日となりました。



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前太

30代に入るまでは、
「古いもの」⇒「ダサい」
と思いがちでした。
でも今はやっと、
「飽きない」「先人の考えを学べる」
と感じるようになりました。
「温故知新」。
大事にしたい言葉ですね。

by 前太 (2009-10-02 11:24) 

ポワロ

前太さん。
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。
旧くても、今では同じものが再現出来ないものとか、
ありますよね。
伝統なんていうと堅苦しく重々しいと
感じがちですが、
そこにしかないもの・・・
はやはり残していきたいですね。
まあそんなことが自然に考えられる年齢になった
っていうことでしょうか?

by ポワロ (2009-10-02 18:39) 

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