特別授業をお願いしました・・・。

７月４日（日）のち

梅雨の中休みでしょうか、お天気が回復した名古屋です。

木曜日の午後はインテリア史の授業なのですが、
先週はある方に特別講義をお願いしました。

それは、これらを作られた方です～～！


いわゆる、世界の名デザイナーの名作椅子のミニュチュア版です。
もちろん、販売する為に作られているのではありません。
本業は店舗デザイナーさんでしかも！・・・
おんとし７０歳の現役バリバリの大先輩であります。

仲間のデザイナーさんがこれらを持っている事は以前から知っていたので、
授業で使うから貸して～！
とお願いして実際に生徒にも見せたんです。

でも、このミニチュアのクオリティの高さについ欲が出て、
なんとかしてこれを作られた方のお話が聞けないかなぁ～と
その仲間に相談したら・・・
トントン拍子に話が進み、ついに授業をして下さることになったのでした

このミニチュア作り、きっかけはとある店舗のカウンターチェアの提案で
図面だけではオーナーさんが分かりづらいからと、これを作ったのが
発端だったとのこと。



座面が上がるのは、お客様の荷物をこの中に入れる提案を
されたからですが、実際に開く構造にしてあるのが素晴らしいです。

それから、名作椅子のミニチュア作りが始まったということですが、
とにかくこだわりが凄い！です。

これらのミニチュア椅子の縮尺は1/9で作られているのですが、
何故そんな半端な縮尺かというと・・
色々と試した経験でいちばん見栄えがいいのが
この縮尺との結論に達したそうです。

そしてその寸法ですが・・・。



こういった資料にも寸法は確かに出てはいますが、
詳細などはあるワケもなく、椅子のメーカーに在籍しておられた経験で
多くは大体がわかるらしいですが、
場合によっては遠方にある現物を見に、わざわざ出掛けていくことも
ままあるとの事です。
素晴らしい！
まさに「百聞は一見にしかず」を実践されています。

そして、型作りにも様々な工夫と苦労があるとのお話。



他にも盛りだくさんの貴重な経験談などで、
あっという間の９０分でしたが、
いつもは午後一の授業ということでみんななのですが、
この日ばかりは、多くの学生が真剣に先生のお話を聞いていた
気がします。



学生には、何かを得ることが出来たのではないかと・・・期待しています。
また、是非実際の製作も教えていただけるような
特別授業のプログラムを、設けたいと思いました。

柳沢先生、突然のお願いを気持ち良くお引き受けいただき、
本当にありがとうございました。

さて、日曜日だから・・・ではないですね～。
いつもこんな感じの我が家のポワロくん。



暑いよね。毛皮着てるもんね～～。





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タグ：ミニチュア 特別授業 名作椅子 名デザイナー インテリア史