三重県多気町を行く １（建物編）

５月２４日（日）

昨日は、所属する社団法人日本インテリアデザイナー協会（通称：ＪＩＤ）
中部事業支部の年に１度の総会でした。
今年は、三重の会員さんのお世話で、
三重県は多気町へ出掛けました。
朝からとっても良い天気。
８時１１分名古屋発のワイドビュー南紀１号に乗り、１時間１０分で多気駅に到着。

総会前に、しばし名所めぐり。

最初に訪れたのは、弘法大師（空海）ゆかりの真言宗寺院の
女人高野　丹生大師　神宮寺。

女人禁制であった高野山に対し、女人の参詣が許されていた
ことから“女人高野”と呼ばれているとのこと。
池には睡蓮がたくさん浮かび、その下には鯉が気持ち良さそうに
泳いでいて、エサのフを投げ入れると、我先にと寄ってきます。

境内にはこんな大木もあり、歴史の深さを物語っています。

その昔は、ご本尊のある大師堂までは一般の人は階段を、

一方高貴な方用にと長い回廊の階段が別で作られていました。

現在はこの階段も靴を脱げば入れるので、試しに帰りは降りて
みましたが、蹴上げの高さが高いのと、踏み面の幅が大き過ぎて、
とても歩きにくい階段でした。


ここ、丹生は奈良～鎌倉時代より水銀の産地として繁栄したところで、
たぬき掘りといわれたその当時の採掘跡があちこちに残っていました。

現在ではふれあいの森として、来月には
あじさい祭りが開催されるそうです。
のどかで、また昨日は風がとても心地よく、
素晴らしいところでした。


ここまで、案内してくださったのは、
語り部としてボランティアをされている
地元のお父さんでした。

ありがとうございました。

総会の会場としてお借りしたのは、多気町車川の
旧油田邸という、酒造所だった建物です。
現在は多気町が公園施設として管理しています。
これまた、すばらしい建築物で、何部屋も和室があり、
おくど（台所）もお風呂もありますが、
耐震の関係で宿泊はNGという残念なお屋敷です。

折角の歴史的価値の高い建築物なので、
有効な使い方を町の方でも募っているとのことでした。

総会も無事（？）終わり、お待ちかねのお昼です。
こちらは、ごちそう編として、別でアップします。

午後は、丹生山　近長谷寺（きんちょうこくじ）へ。

ここでは、国指定重要文化財である「十一面観音立像」がご開帳
していただけるということで、行きましたところ・・・。
生まれて初めてこんなビッグな観音様を見ました。

像高　６．６メートルだとか・・・。

その後も、もうひとつ、金剛座寺というお寺も見せていただき、
寺院三昧の１日でした。

ごちそう編につづく・・。


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タグ：寺院 三重県多気町